白石晩年の書簡 17
長い手紙なので途中で中断したが、ここで白石はわずか1歳年少の鳩巣に対して、さも若年の後輩に教えるよう新築に当たってのこまごまとした助言などをしていることに注意しておきたい。このように鳩巣は、同門とはいえ白石には一目も二目も置く立場だったが、その後次第に吉宗の手厚い処遇を受けるようになるとともに、両者の関係は微妙に変化し、互いにやや距離を置くようになる。
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「一 それがし事も正月中存じ寄りの事は申し入れ候ひき(正月の手紙で今考えていることは書きました)。その時に申し上げ候本庄の地(拝領の内藤宿の土地)もなにやかや故障出で来たり、調ひもうさず候。其の外諸所にかれこれと見え来たり候へども、ともかく相応の所これなく、今に至り落着仕らず候。これらの事もさだめて命分のしからしむる事も、時運の数もこれあり候得ば、命至り時至り候迄の事と存じ候より外の事もなく候。」
拝領の土地はいろいろと住むのに障害もあるので、外に適当な土地を探したが、まだ見つからずにあきらめ気味の気持だと述べている。いずれにせよ深川は仮住まいで、長くは居られないところなのである。
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「一 それがし事も正月中存じ寄りの事は申し入れ候ひき(正月の手紙で今考えていることは書きました)。その時に申し上げ候本庄の地(拝領の内藤宿の土地)もなにやかや故障出で来たり、調ひもうさず候。其の外諸所にかれこれと見え来たり候へども、ともかく相応の所これなく、今に至り落着仕らず候。これらの事もさだめて命分のしからしむる事も、時運の数もこれあり候得ば、命至り時至り候迄の事と存じ候より外の事もなく候。」
拝領の土地はいろいろと住むのに障害もあるので、外に適当な土地を探したが、まだ見つからずにあきらめ気味の気持だと述べている。いずれにせよ深川は仮住まいで、長くは居られないところなのである。
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